手足や顔のむくみに悩み、なんらかの対策をしたいと考えるときには、まず原因を理解しておくことが大切です。むくみは体内に水分が貯留することによって起こってしまうといわれています。しかし、水分が溜まってしまう要因もいくつかあるようです。

まず1つ目は、腎臓機能が低下したことによって、体内の水分を外に出せなくなってしまうケースです。そして2つ目は、体内に老廃物が溜まってしまい、水分不足によって浸透圧が狂ってしまうケースだといわれています。そのため、腎臓機能の低下が疑われる場合は、腎臓の治療をしなければ、むくみは改善されません。腎臓が弱ってしまって、投薬では間に合わない場合は、手術で治療をする必要もあるでしょう。腎臓機能については、自分で判断しにくいため、健康診断や人間ドックなどを定期的に受けるようにすることをおすすめします。

次に、老廃物の蓄積による浸透圧の改善については、食生活の偏りによって生じているケースと、心臓や肝臓などの機能低下が原因になっているケースが考えられます。そのため、やはり健康診断を受けて、病気がないかを調べてみるべきでしょう。健康だという場合には、食生活に問題がある可能性が高いため、塩分を控えたり、食物繊維の多い食品を食べるようにしたりすることで、ある程度むくみは解消されると思います。しかし、健康診断で問題があるとわかったときには、すぐさま病院に行って治療を受けなければなりません。